5月29日の読売新聞朝刊に、中国総局の河田卓司氏の記事として、中国における衝撃的な犬事情が載っていた。
北京郊外に巨大な梨園犬市場があり、空前のペットブームを背景に数百の専門店が軒を連ねている。
高価なチベット犬やチャウチャウ犬をはじめ、たいがいの犬種がそろっている。
「鑑定書?ないけど、必要なら作るよ。」
露天商たちはこんな調子。
河田氏は、「一週間犬」という言葉を目にして、この犬市場を訪ねた。
購入して一週間で死んでしまう犬が、そこの梨園犬市場で売られているらしいと、中国紙にあったのだ。
ひとつのケースとして、北京在住の日本人男性の体験が紹介されていた。
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彼は、帰宅途中、地下鉄出口で露天商からポメラニアンを衝動買いした。
300元(約4200円)だった。
翌日、シャワーを浴びせ、タオルで拭いて驚いた。
タオルが赤い!
褐色だった子犬は白くなっていた。
毛が染められていたのだ。
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中国には、金儲けのために犬を染める業者がいる。
例えば、700元(約9,800円)の白いプードルを褐色に染め、テディベア・カットにすれば2倍以上の1500元(約21,000円)で売れるのだ。
梨園犬市場で潜入取材を重ねた中国紙はこう書いている。
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毛染めはきつい薬剤を使うので、犬は息も絶え絶えとなる。
そこで業者は売ると直前に鎮痛剤を与える。
そうすると数時間は元気に跳ね回るので売れる。
だが、やがて鎮痛剤が切れると元気を失い、一週間ほどで死ぬ。
毛染め以外でも様々な方法で売れるように手を加えている。
チャウチャウ犬の雑種は純血種に比べ、口がとがっている。
そこで、口の周りに塩水を注射すると口元がふくらみ、高く売れる。
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家電、衣服、食品、音楽、車、中国はにせもの天国と言われる。
儲けることが最優先、儲かるなら何でもあり。
拝金主義の波に、物言えぬ犬など、簡単にのみこまれてしまうのだ。
中国にはパンダなどの野生動物の保護法はあっても、一般の動物保護法がない。だから、こんなことが起きるらしい。
中国でも、さすがに「一週間犬」については批判が強いとも載っている。
ホッとしたのもつかの間、記事の最後に再びガックリくるような話が載っていた。
犬の繁殖をしていた元業者の話だ。
「一週間で死ぬ犬を売りつけるのは前からよくある。
そんな話より、業界の今の関心は犬相場の急落だ。
昨秋の金融危機を境に、数万元で売れてた犬が
数百元でも売れなくなった。」
って、そこかぃ
まったく、どこまでいっても、お金、お金、お金・・・
中国の人みんながそんな悪質な人ばかりじゃないと思うけど、なんだか気持ちがドーンと沈んでしまう記事だった。
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