二十二歳
今日は息子の誕生日だ。
二十二歳。
こいつ、まともな大人になるだろうか・・・と真剣に心配した時期もあった。
でも、ピーピー鳴くことしかできなかったヒナ鳥が、親鳥の知らない間に自分の翼できちんと飛べるまでに成長するように、私達が知らなかっただけで、息子は周りの人達に支えられながら、一人でちゃんと歩いていける力をつけていたようだ。
学校での勉強はとうとう一度も一生懸命しなかった息子。
偏差値は低いままでいいから、
人として賢くあってほしい、誠実であって欲しい。
私が息子をこの世に送り出したのも二十二歳だった。
夫は二十三歳だった。
夫の希望で里帰り出産はせず、できるだけ2人で力を合わせて産前産後を乗り切った。(お産直後の数日は母が泊まり込んで手伝ってくれたが・・・)
今思えば、子供が子供を産んだようなもので、はたから見たら、頼りなくて危なっかしい子育てだったことだろう。
私達はただただ一生懸命だった。
あの日から二十二年の月日が流れたなんて、、、信じられない想いだ。
息子の出産は超がつくほどの難産だった。
30時間以上もかかってしまった。
そんな長時間にわたって、子宮の中で圧迫され続けた息子の頭は、出できたとき見事な三角形だった。
八百万(やおよろず)の神に誓ってもいい、本当の話だ。
アンパンマンに出てくる「おむすびマン」、まさにあんな感じ。
夫は自宅で一睡もせず「生れました!」の電話を待っていたらしい。
途中で2度電話のベルがなったそうだ。
「待ってました!」と受話器に飛びついた夫は、2度ともガッカリ。
一度目は私の実家から、二度目は夫の実家から「まだか?」って(笑)。
今夜は夫と、そんな懐かしい話でもしてみようかな。
と思いきや、ゆでダコ状態で、寝とるやないかぃ
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コメント
近いですね、我が息子は17日で30才でした。大阪転勤で時々顔を出してくれるのがなによりです。少々親ばかですね。
投稿: 大伴家持 | 2009年6月22日 (月) 05時54分
大伴家持さんへ
そちらの息子さんもお誕生日月でしたか。
いくつになっても子供の元気そうな顔を見るとホッとしますね。
投稿: めりはり | 2009年6月22日 (月) 07時37分