« ラスト1枚 | トップページ | 高取焼きの湯のみ »

80歳のギタリスト

普段は喫茶店とギター教室であるこぢんまりしたホールでその人のコンサートは開催されました。

中林淳真(あつまさ)氏、1927年生れの御歳80歳。

「中南米の音楽の世界」を得意とする現役のギタリストです。

今から十数年前、当時住んでいた地区の公民館で中林氏のギターコンサートがあるというので、夫と二人で出かけたことがありました。

その時すでに還暦を過ぎていた彼の演奏は、時々年齢を感じる場面もありましたが、情熱的で、心地よい時間を過ごすことができました。

  

そして今日、さらに年齢を重ねた彼の演奏はいったいどんなことになるんだろう・・・と期待と不安が入り混ざった気持ちで出かけました。

時々リズムが狂ったり、音が飛んだり・・・とドキドキするシーンもありましたが、80歳という年齢を考えると許容範囲内です。

印象に残ったのは彼のトークです。

オリジナルの「地平線のサンバ」という曲を紹介する際、彼はこう言いました。

「目の前に遮るものは何もなく、まるで海のような大草原が広がり、遥か彼方の地平線から星座が登ってくるのです。その感動をギターで表現してみました。」と。

見たこともない広大な風景ですが、聴いているうちに何となく想像できてしまう・・・みたいな、不思議な感じに包まれました。

そうかと思うと「それって、ネタちゃうの!?」と突っ込みたくなる楽しいトークも満載で、しかも真顔でボソッと言うから余計に面白かったです。  

年齢による演奏技術の衰えはトークの楽しさで帳消しになっていたように感じました。

夫の感想はもう少しシビアでしたが・・・(^^;)

  

それよりなにより、80歳になっても自分の世界を持っていて、そこで活躍されている事が素晴らしいね、というのは共通の感想です。

自分らしく生きるヒントをもらったような、そんなコンサートでした。

Banner_02 ←ご訪問ありがとう。ポチッと押してもらえると嬉しいです。

  

  

 

|

« ラスト1枚 | トップページ | 高取焼きの湯のみ »

音楽」カテゴリの記事

コメント

いいねぇ。
音楽は技術やないでぇー、魂や!

最近は、唄を忘れたカナリヤ状態だよ。^^;

投稿: はむ | 2007年12月 3日 (月) 17時06分

はむくんへ

そっか、音楽は魂か。
今は歌う機会がないの?忙しすぎて時間がないか。。。

投稿: めりはり | 2007年12月 4日 (火) 09時18分

80歳のギタリスト…の演奏会。
アンドレス・セゴビアやホアキン・ロドリーゴとの親交のあったギタリスト。
セゴビアやロドリーゴは、私にとっても、伝説の巨匠(*^^)v

「目の前に遮るものは何もなく、まるで海のような大草原が広がり、
遥か彼方の地平線から星座が登ってくるのです。その感動をギターで
表現してみました。」とのメッセージが素晴らしい\(^o^)/

その演奏は、おそらく
アランフェス協奏曲の第二楽章のように、
ゆったりとして…、雄大で…、
哀愁をたたえた美しいメロディだったのでは…と、勝手に解釈した次第です(^_-)-☆
80歳のギタリストに…、I’ll boost your rank up through my click. 

投稿: Grayman2006 | 2007年12月 7日 (金) 11時14分

Grayman2006さんへ

クラシック音楽にも通じてらっしゃるのですね。

中林さんの説明文をイメージしながら目を閉じて聴き入ると、本当に目の前に大草原が見えるようでした~。

私は「アルハンブラの思い出」という曲が好きです。夫が時々弾いてくれます。
時々「あらら???」という音程になり、CDのようにはいかないのですけどね(^^)。

投稿: めりはり | 2007年12月 8日 (土) 22時24分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ラスト1枚 | トップページ | 高取焼きの湯のみ »