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茨木のり子さんの詩 1

「苦しみの日々 哀しみの日々」

  

苦しみの日々

哀しみの日々

それはひとを少しは深くするだろう

わずか五ミリぐらいではあろうけれど

  

さなかには心臓も凍結

息をするのさえ難しいほどだが

なんとか通り抜けたとき 初めて気付く

あれはみずからを養うに足る時間であったと

  

少しずつ 少しずつ深くなってゆけば

やがては解るようになるだろう

人の痛みも 石榴(ざくろ)のような傷口も

わかったとてどうなるものでもないけれど

(わからないよりはいいだろう)

  

苦しみに負けて

哀しみにひしがれて

とげとげのサボテンと化してしまうのは

ごめんである

  

受け止めるしかない

折々の小さな刺(とげ)や 病でさえも

はしゃぎや 浮かれのなかには

自己省察の要素は皆無なのだから

  

  「倚りかからず」 茨木のり子 筑摩書房より

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初めて茨木のり子さんの詩に出逢ったのは今から6~7年前のこと。

私の友達が、私も所属しているアトピーの患者会の冊子で彼女の詩を紹介したのです。

その時の詩も、ズーーーーンと心に響く素晴らしいものです。

またの機会に紹介しますね。

そして、この前から始まったテレビドラマ「3年B組金八先生」の初回放送の中で、茨木のり子さんの詩「ギラリと光るダイヤのような日」が引用されていました。

これまた素晴らしい詩で、柄にもなく「生きる」という事について考えてしまいました。

(実は、こういうことを考えるのは、けっこう好きだったりする)

この詩についても、また今度書きますね。

  

もっと彼女の詩を知りたいと思って図書館で詩集を借りてきました。

その「倚りかからず」という詩集の中で見つけたのが冒頭の詩です。

  

たかだか40数年の我が人生、波瀾万丈でもないけれど、ずーっと平穏だったワケでもない。

スポンジが水を吸収するかのように、私の心にすーーーーーっと染み渡っていくのです。

まだまだ人の痛みに疎い私は日々反省ばかりなのですが・・・。

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Pa031008 難しいことを考え込んでるお母しゃんはほっといて、さぁさぁ、おやつ、おやつ~♪

アタシの仲良しワンコのゆめちゃん(左)とミルク君(右)も一緒。

とびっきりのおやつを用意してくれているのは、ゆめちゃんのママ。いつもありがとうなのだワン♪

ねぇねぇ、アタシたち、ソフトバンクのCMからスカウトされちゃったりして~(^^;)

>ない、ない

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コメント

この詩のとおりだと感じますねぇ。
何日か前か、“自分の感性ぐらい自分で守れ”
の詩を思い出していて(これも茨木さんですよね)
今日ここ見たら、茨木さんの詩が^^。
昔は詩って苦手だったのですが、実はすごいんだと
思い始めた30代です(笑)。

今日も茶々語録は絶好調♪
ソフトバンクに笑いました。

投稿: makiko | 2007年10月23日 (火) 20時13分

makikoさんへ

最初に出会った詩というのが、その「自分の感受性くらい」でした。

近いうちにブログでも取り上げようと思っています。

詩って、作るのはもちろんのこと、読むのも照れくさいような気がするのは私だけでしょうかね(^^)

心に響く詞を、声に出して読むととても気持ちが落ち着きます。

投稿: めりはり | 2007年10月23日 (火) 20時30分

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