« 茶々、ガンバです! | トップページ | 茶々、戻ってきました »

茶々が避妊手術をする理由

おととい書いたとおり、今日は茶々の避妊手術の日だ。さっき病院に送り込んできた。

案の定、引き離された途端に鳴き叫んでいた。ごめんよ~。

そろそろ麻酔に取り掛かる時間だろうか。。。

室内で暮らしている茶々は、ノラの雄が寄ってきて、不意に妊娠する可能性は極めて低い。

では、なぜ避妊手術をするのか、それは将来罹る可能性が高い病気を予防するため。

どんな病気に罹るというのか・・・、子宮膿腫や乳腺腫瘍など。

その話しに入る前に、まず雌犬の生理について話さなければならない、かな。

長くなるけど、興味がある人は読んでね。

雌犬にも生理はある。正しくは「発情出血」というらしい。
初めての出血は生後7~8か月位で訪れ、約1ヶ月続く。乳腺や外陰部の肥大も見られる。その後は半年~1年に一回の割で出血する。人に比べると間隔が長い。

また人の生理と良く似ているので同じと思われがちだが、大きな違いがある。
それは、人では排卵の2週間後ぐらいに出血が起こるが、犬の場合は出血中に排卵が起こる。
人の場合はまず排卵ありきで、排卵の後、受胎(=妊娠)に向けて子宮は準備を始める。子宮内膜がぶ厚くなるのだ。
でも、妊娠しなかった場合に、生理が訪れる。つまり、ぶ厚くなった子宮内膜は要らなくなったので剥がれ落ちるのだ。それに伴う出血が生理だ。

人間の場合、生理の度に不要になった子宮内膜は排出されるってわけ。
ところが、犬の場合は違う。

犬の発情出血は、排卵にそなえて充血した子宮内膜からの出血であり、妊娠の準備のための出血なのだ。

妊娠の可能性がなくなったために生じる人間の生理とは全く別物なのだ。
妊娠の準備のために充血しぶ厚くなった子宮内膜は、出産時にのみ胎盤と共に排出される。
では、妊娠しなかった犬の、ぶ厚くなった子宮内膜はどうなるのか?
人間のように出血時に排出される訳ではなく、実はそのまま子宮にとどまるらしい。
つまり出産しない限り、発情出血の度に子宮内膜はどんどん子宮の中に溜まっていくのだ。
そしてこれが子宮膿症の原因になると考えられている。

また、発情出血の度におっぱいでも妊娠の準備が着々と進められ、乳腺ではお乳が作られる。
妊娠しなくてもお乳が出る犬もいるらしい。お乳が出るところまでいかなくても乳腺は多少なりとも肥大する。飲んでくれる子犬がいなければお乳は溜まったままだ。それに卵巣から分泌されるホルモンとの関係も深いとも考えられている。若年期に避妊手術をした犬は罹患率が低いことから、こういった事が乳腺膿腫の原因として考えられるようだ。

これらが「産まないのなら避妊手術を」と薦められるゆえんだ。
茶々の避妊手術をどうするか・・・それを考えるまでは全く知らなかったことばかり。
人間と似てるようで全く違う。

う~む、だったら将来病気にならないために、手術をしよう!と家族で話し合って決めたのだ。
それに、病気予防の他にもメリットがある。
出血している1ヶ月の間の煩わしさがない。部屋もよごれないしね。
雄犬を刺激しないように散歩の時間をずらす必要もない。
そしてホルモンバランスがいつも一定なので、犬が精神的に落ち着くらしい。
確かに一度発情出血を体験した茶々も出血前や最中は気が立っていたし、
出血が終わってから2ヶ月ぐらいは元気がなかった。

デメリットもあるよ。
手術のリスク、太りやすくなる、出産させたいと思っても、もうできないこと・・・など。

子宮と卵巣を取っても茶々はバリバリの女の子、人間で言えば今17歳だよん。うちの娘とおない年。

これからは二人して、大人の女を目指して、

日々鍛錬&精進じゃぁ~~~。

|

« 茶々、ガンバです! | トップページ | 茶々、戻ってきました »

動物」カテゴリの記事

茶々」カテゴリの記事

コメント

犬ってそうなんだ~!と熟読&勉強してしまいました。
小4ぐらいの時、友人の飼っている犬が生理になって、へぇーと思っていたけど、人間のそれとは異なるんですね。
私の飼っていたのは雄犬だったけど、考えてみたら「妊娠させてしまう」可能性もあった訳で、小3ぐらいだったので無頓着でしたねぇ、今考えたら(反省)。
飼い主はそういうことにもちゃんと責任持たなくてはいかんですね。
最近、とある作家が書いた動物の生死に関わる文章が物議をかもしてますが、それについても、色々考えてしまったのでした。

投稿: makiko | 2006年9月27日 (水) 21時12分

追伸:
茶々、おだじにを書くの忘れました!
おだいじに~。

投稿: makiko | 2006年9月27日 (水) 21時57分

Makikoさんへ

犬の発情出血の血液をほとんど自分で舐めてしまうんですよ。だから床が汚れると言っても、たま~に、なんです。
ただ、さすがに眠っているときは舐めないので、布団が汚れます。だから茶々はパンツを履いていたってわけ。

ちなみに雄犬は特に発情期が決まった時期に訪れるのではなく、発情中の雌の匂いを嗅いだときに発情スイッチがONになり、女の子の追っかけが始るそうです。
お気に入りの女の子の匂いに遭遇すると、ずーーっと後を付け、その子の家に着いちゃった・・・みたいなこともあるようですよ (^^)
てこでも動かない状態になり、飼い主さんは大変だとか。

ああ、ある作家の子猫の話ですね。
詳しくは知らないのですが、物議をかもしていることは知っています。

投稿: めりはり | 2006年9月27日 (水) 23時14分

犬の生理のこと、全然知らなかった! 人間と全然違う仕組みなんだね~。とっても勉強になりました。ありがとう! 茶々は手術を乗り越えて大人の女になるのかしら。しばらくはゆっくりだね。お大事にです。

作家の方の文章、日経のも毎日のも読みましたが、子猫を殺してしまうという感覚はどうしても理解できなかったです。

投稿: ダンドリーナ | 2006年9月28日 (木) 16時06分

ダンドリーナさんへ

恥ずかしい話、私などは犬にも生理があるということに考えが及びませんでした。
何年か前に、仕事でご一緒している女性から聞いて、「えーっ、犬にもあるんですか!?」って。
今思えば当り前の事なんだけどね(^^;)

投稿: めりはり | 2006年9月28日 (木) 18時36分

私も去年、病院でも聞いて本なんかも読みましたがここまで細かくは調べていませんでした。

一度は出産を経験させてあげたいと言われる方もいますが、それも考え方は色々ですよね。

病気、貰い手の事など考えると手術できる一番早い時期にとうちは5ヶ月でしました。
それが初の外泊?でもありましたが、あの時は今ほど嫌がる事も無く、ただやはり置いていかれたとは思ったみたいで迎えに行くとしんどそうながらかなり喜んでましたけど。

茶々ちゃんはもうお散歩の楽しさも知ってるし、置いていかれる事も分かる時期になってからの手術だったから、辛かったでしょうね。
本人もそれを見るご家族も。

投稿: ふーちゃん | 2006年10月 3日 (火) 14時47分

ふーちゃんへ

避妊手術の時期に関しても動物病院の先生によって色々な考え方があるようで、うちがかかってる先生は「7ヶ月以降がいいでしょう」ということだったんです。で、その時期を待っていたら一回目の発情出血が来てしまったの。
でも、2回目の前なら、かなりの高率で将来病気を防げると聞いて安心したものです。

茶々にしてみたら、急に引き離されて、そのうちよく分からなくなって、気が付いたらお腹が痛くて、首になんか巻かれてて、しんどくて・・・。どうしちゃったんだろう???だよね。

投稿: めりはり | 2006年10月 3日 (火) 20時14分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 茶々、ガンバです! | トップページ | 茶々、戻ってきました »